アンビバレントなクリスチャン

マージナルなエブリデイを謳歌しているらしい。

聖書で一番不幸なのはヨブではない気がする

ヨブという人

ヨブをご存じだろうか。 彼は敬虔な神を信仰する人であった。

だがなぜか神様が悪魔の「ヨブを試練に合わせたらさすがにしたがうまい」 という話に乗って、ヨブを試練に合わせてしまった。

その結果ヨブは家族を失い、家畜を失い、全財産を失った挙句、病気という病気に侵されてしまう。

友人たちが見舞いに来るも、「自分は神を信じるから…」ということで神様を信仰し続ける。 友人たちはあきれ返り、心にもないことをヨブに浴びせる。

(中略)

結局神様はヨブの姿勢を見て、ヨブを祝福し、 以前の何倍にも失ったものを与え、ヨブは幸せに暮らす。

めでたしめでたし

家族はどうなった?

結論を見出しに書いてしまったが、 不幸なのは家族だ。

ヨブはハッピーエンドで終わったが、 じゃあその家族はどうなってしまったのか。

それは神のみぞ知る世界である。

慈悲深い神様であるから、まさかほったらかしということはないと思うが、 これではあまりにもかわいそうである。

この世界の存在価値

キリスト教では死んだのち、天国や地獄があるということが言われている。 (一部地獄については宗派によって議論もある)

つまりは死んだらゲームオーバーではなく、そこから先がまだあるということだ。

...しかしだからといって、 ヨブの家族のように巻き込み事故を食らってしまっては、あんまりだ。

「いやいや、彼らはもちろん天国で幸せな生活を送れるはずだ」 という意見は当然あるだろう。

でもそうなると、結局この世界はなんなのか。 最悪死んでもOKなんて、ちょっと悲しいなと思った。